お悔やみ・お供え

枯れないお供えの花|プリザーブドとクリアドーム、向く場面と贈る前の配慮

約7分で読めます

白と淡い色の花をクリアドームに仕立てた、枯れないお供えの花

枯れないお供えの花は、水やりなどのお手入れがいらず、長く飾っていただけるのが特長です。遠方にお住まいのご遺族や、ご高齢でお手入れが負担になりそうな方、仏壇まわりにいつも花を絶やさずにいたいと考える方への贈り物として選ばれています。

素材には、生花を加工したプリザーブドフラワーと、布などで作られたアーティフィシャルフラワーがあり、ほこりから守るクリアドームに仕立てたものが人気です。

一方で、「お供えには生花を」と考えるご家庭もあります。枯れない花が向く場面と、贈る前に心にとめておきたいことの両方を知っておくと、安心して選べます。

この記事では、枯れないお供えの花の選び方を、花屋の立場からご紹介します。長く飾れるお供え花はお悔やみ・お供えの花からご覧いただけます。

枯れないお供えの花とは

枯れないお供えの花は、生花のように水を替えたり、しおれた花を取り除いたりする必要がない花のことです。仏壇まわりや写真のそば、棚の上などに置いて、長い期間飾っていただけます。

生花のお供えは、飾っている間の美しさや香り、季節の移ろいを感じられる良さがあります。枯れない花は、それとは別に、「長く寄り添う」ことを大切にした贈り物です。

どちらが正しいということはなく、届け先の暮らしに合わせて選ぶのがいちばんです。

ご遺族は、葬儀のあとしばらくの間、たくさんの生花に囲まれて過ごされます。それらの花が少しずつ終わっていき、仏壇まわりが寂しくなった頃に届く枯れない花は、「これからも故人を忘れない」という気持ちを静かに伝えてくれます。

四十九日や一周忌を過ぎてからの贈り物として選ばれるのも、そのためです。

プリザーブドフラワーとアーティフィシャルフラワーの違い

枯れない花には、主に二つの素材があります。どちらも水やりは必要ありません。

プリザーブドフラワーアーティフィシャルフラワー
素材生花に特殊な加工を施したもの布などで作られた造花
質感生花に近い、しっとりとした風合い形がしっかりしていて、色合いが安定している
苦手なもの湿気・直射日光(色あせや花びらの傷みの原因に)湿気や光の影響を受けにくい
向いている方本物の花の質感を大切にしたい方より手軽に、長く飾りたい方

クリアドームフラワーの特長

クリアドームフラワーは、枯れない花を透明なドームやガラスのベースで覆って仕立てたものです。花がドームに守られているため、ほこりや湿気によるダメージを受けにくく、仏壇まわりやお部屋にすっきりと飾れます。

エターナル|プリザーブドとアーティフィシャルを組み合わせて

当店の「エターナル」は、プリザーブドフラワーとアーティフィシャルフラワーを組み合わせ、黒い陶器の土台にクリアドームをかぶせたお供え花です。やわらかな色合いの花々を、ドームの中に上品にまとめています。

  • S:小さなお供えスペースにも置きやすい大きさ
  • L:高さ約26cmで、上品な存在感のある大きさ

命日や法要、お盆・お彼岸など、少し改まったお供えにも向いています。

カルム|インテリアにもなじむ、やわらかな色合い

「カルム」は、やわらかな色合いのアーティフィシャルフラワーをブーケのように束ね、コルクの土台にガラスベースをかぶせたお供え花です。

高さ約27cmで、仏壇まわりはもちろん、仏壇のないお宅でもお部屋のインテリアに自然になじみます。

コルクの土台にガラスベースをかぶせた、やわらかな色合いのドームフラワー

枯れないお供えの花が向いている場面

  • 遠方のご家族やご友人へ:配送で届いたあと、すぐに飾れて、お手入れの心配がありません。
  • ご高齢の方、ひとり暮らしの方へ:毎日の水替えが負担になりそうな場合に喜ばれます。
  • 後日のお悔やみ、命日・月命日に:葬儀が終わって生花が少なくなった頃に、長く寄り添う花として。
  • お盆・お彼岸に:暑い時期も傷む心配がなく、行事が終わったあとも飾っていただけます。
  • ペットのお供えに:写真立てのそばや、ペットが過ごしていた場所に置きやすい大きさです。

生花を飾るのが難しいご事情がある方にも、気遣いの伝わる贈り物になります。たとえば、仕事で家を空けることが多い方や、入退院を繰り返しているご家族がいる方など、毎日の水替えが難しいご家庭にも向いています。

後日のお悔やみについては訃報を後から知ったときのお悔やみの花でもご紹介しています。

贈る前に配慮したいこと

枯れない花は便利な一方で、受け止め方はご家庭によってさまざまです。次のような点を心にとめておくと安心です。

迷うときは、葬儀や四十九日には生花を、その後の命日や後日のお悔やみには枯れない花を、と使い分けるのも一つの考え方です。

枯れないお供えの花の相場

種類価格の目安向いている場面
小ぶりなクリアドーム5,000円前後ご自宅の仏壇・写真のそば、ペットのお供え
高さのあるクリアドーム6,000〜7,000円前後命日・法要・お盆やお彼岸など少し改まったお供え
生花のお供え用アレンジメント(参考)5,000円台〜3万円台葬儀・法要・お盆など

枯れない花は、生花のアレンジメントと組み合わせて贈る方もいらっしゃいます。葬儀には生花の供花を、四十九日のあとにご自宅へ枯れない花を、という贈り方もできます。

金額が控えめなぶん、ご遺族にお返しの気づかいをさせにくいのも良い点です。

飾り方とお手入れ

  1. 直射日光の当たらない場所に:日差しは色あせの原因になります。窓辺を避けて飾ってください。
  2. 高温多湿を避ける:湿気の多い場所は、プリザーブドフラワーの劣化の原因になることがあります。エアコンの風が直接当たる場所も避けましょう。
  3. ほこりはやわらかい布で:ドームやガラス部分にほこりが付いたら、やわらかい布でやさしく拭きます。
  4. 落下に注意:ドームやガラスは強い衝撃に弱いため、安定した場所に置いてください。

水やりは必要ありません。お手入れはほこりを払う程度で、長く美しい状態を楽しんでいただけます。

よくある質問

枯れない花をお供えにするのは失礼ではありませんか?

失礼にはあたりません。お手入れの負担をかけずに長く飾れることから、近年は仏壇まわりのお供えとして選ばれることが増えています。ただ、生花を好むご家庭もあるため、ご遺族のお考えがわかる場合は合わせて選びましょう。

どのくらいの期間飾れますか?

飾る環境によって異なります。直射日光と高温多湿を避けて飾ると、美しい状態を長く保てます。

メッセージカードは付けられますか?

はい。ご注文時の記入欄にメッセージをご入力いただければ、カードをお付けしてお届けします。表書きは「御供」が宗教を問わず使えます。

猫のいる家に贈っても大丈夫ですか?

生花のユリ科の花は、猫が口にすると体に障ることがあると言われています。クリアドームの花はドームで覆われているため、猫が花に直接ふれにくいのも安心な点です。

落とされないよう、安定した場所に飾っていただくようお伝えください。花材についてご不安な点があれば、ご注文前にお問い合わせください。

まとめ

  • 枯れないお供えの花は、水やりがいらず、クリアドームで長く飾れる
  • 遠方の方やご高齢の方、命日や後日のお悔やみに向いている
  • 生花を好むご家庭もあるので、葬儀には生花、その後の節目には枯れない花と使い分けるのもおすすめ
  • 直射日光と高温多湿を避けて飾る

お供えの花全体の考え方はお供えの花の選び方にまとめています。BLOOM&STRIPES では、エターナル S・L、カルムの三つのクリアドームフラワーをご用意しています。お悔やみ・お供えの花から、飾る場所に合う一品をお選びください。

お悔やみ・お供え

すべて見る

あわせて読みたい

お気軽にご相談ください

花のことが分からなくても大丈夫です。ご予算・用途に合わせたオーダーメイドや、ちょっとしたご質問もお受けしています。