花束

もらった花束をドライフラワーにする方法|元気なうちに逆さに吊るして1〜2週間

約6分で読めます

風通しのよい部屋に、小分けにして逆さに吊るした花束の花

もらった花束をドライフラワーにするなら、花がいちばん元気なうちに始めるのが成功のコツです。花束をほどいて数本ずつ小分けにし、風通しのよい日陰に逆さに吊るしておけば、1〜2週間ほどでドライフラワーになります。

しおれかけてから乾かすと、花びらが縮れたり色がくすんだりしやすくなります。

誕生日や卒業、退職の日にもらった花束は、できれば形に残したいものです。ただし、すべての花がきれいに乾くわけではありません。乾きやすい花と、乾かすのが難しい花があることを知っておくと、仕上がりの差に驚かずにすみます。

この記事では、自由が丘の花屋 BLOOM&STRIPES のフラワーデザイナーが、ご家庭でできる二つの方法と、向いている花・向かない花、カビや色あせを防ぐコツをご紹介します。花束をお探しの方は花束の一覧もご覧ください。

お花選び、LINEで相談できます

ご予算・色・お届け日など、スタッフがお答えします。

相談する(LINEが開きます)

ドライフラワーに向いている花・向かない花

ドライフラワーに向いているのは、もともと水分が少なく、花びらが薄くてしっかりした花です。反対に、水分が多くやわらかい花は、乾く途中で傷んだり、形が崩れたりしやすくなります。

乾かしやすさ主な花仕上がりの傾向
向いているスターチス、千日紅、かすみ草、ラベンダー、ミモザ、ユーカリ、ワレモコウ、ニゲラの実色や形がほぼそのまま残る
工夫すれば乾くバラ、あじさい(秋色)、カーネーション、ラナンキュラス色は少し深くなる。早めに乾かすのがコツ
向かないチューリップ、ガーベラ、ユリ、トルコキキョウ、ひまわり(大輪)水分が多く、縮んだり傷んだりしやすい

※同じ花でも、品種や咲き具合で仕上がりは変わります。

花束の中に向かない花があっても、心配はいりません。乾きやすい花だけを選んでドライにし、ほかの花は生花として最後まで楽しんでください。

グリーンのユーカリやかすみ草は、乾いても形が残りやすく、ドライの花束をまとめるときの名脇役になります。

方法1|逆さに吊るして乾かす(ハンギング法)

もっとも手軽で、道具もほとんど要らない方法です。ナチュラルな風合いのドライフラワーに仕上がります。

  1. 花束をほどく:ラッピングとゴムを外し、花を種類ごとに分けます。
  2. 葉を取り除く:茎の葉は乾くと縮れて見映えが悪くなり、カビの原因にもなるため、多くを取り除きます。
  3. 小分けにして束ねる:1束につき3〜5本ほど、花同士が重ならないように少しずらして束ねます。大輪のバラは1本ずつ吊るすときれいに乾きます。
  4. 輪ゴムで留める:茎は乾くと細くなるため、ひもより輪ゴムのほうが抜け落ちにくくなります。
  5. 風通しのよい日陰に、逆さに吊るす:花同士の間をあけて吊るします。
  6. 1〜2週間ほど待つ:花びらがカサッとして、茎がしっかり乾いたら完成です。

吊るす場所|日陰で、風が通り、湿気の少ない場所

直射日光が当たると色があせ、湿気が多いとカビが生えやすくなります。窓から少し離れた室内の壁際や、カーテンレールの端などが向いています。

浴室や台所の近く、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。

花束の形のまま残したいとき|スワッグに仕立てる

小分けにせず花束の形をなるべく残したい場合は、壁に掛けて乾かす「スワッグ」に仕立てる方法もあります。茎を短めに切りそろえ、ユーカリなどのグリーンを後ろに、花を前にして平たく束ね直します。乾いたあともそのまま飾れます。

この場合も、束を厚くしすぎないこと、葉を多めに取り除くことが、カビを防ぐポイントです。

方法2|シリカゲルで乾かす

乾燥剤のシリカゲルに花を埋めて乾かす方法です。短い期間で乾き、花の色や形がよく残るのが特長です。バラやカーネーションなど、花の形をきれいに残したいときに向いています。

  1. ドライフラワー用のシリカゲルと、ふたの閉まる密閉容器を用意します。
  2. 花を、首の下2〜3cmほどを残して切ります。
  3. 容器の底にシリカゲルを2〜3cm敷き、花を上向きに置きます。
  4. 花びらの間にもスプーンでそっとシリカゲルを入れ、花全体が埋まるまでかぶせます。
  5. ふたを閉め、日の当たらない場所で1週間ほど置きます。
  6. 花びらが乾いたら、シリカゲルをそっと払い落として取り出します。
乾燥剤の入った容器に、バラの花を上向きに埋めていくところ

茎が短くなるため、仕上がった花はガラスの容器に入れたり、リースや額に飾ったりするのに向いています。

きれいに仕上げるためのコツ

  • もらった日〜翌日に始める:花が開ききる前のほうが、色も形もよく残ります。数日飾ってから乾かしたい場合も、しおれ始める前に吊るしてください。
  • 水気をよく切ってから:花瓶に活けていた花は、茎の水分を布で拭き取ってから吊るします。
  • 詰め込まない:束が大きいと内側が乾かず、カビの原因になります。
  • 梅雨や夏は特に注意:湿度が高い時期は乾くのに時間がかかります。除湿機のある部屋を使うなど、湿気の少ない場所を選んでください。

仕上がりの色は、少し深くなる

ドライフラワーは、生花より色が深く、落ち着いた色合いになります。赤いバラは深いワインレッドに、ピンクはくすみのあるローズ色に変わります。その変化も、ドライフラワーならではの味わいです。

ドライフラワーの飾り方と保存

乾いた花は、そのまま吊るしておくほか、束ね直して小さな花束にしたり、花瓶に挿したりして飾れます。ドライフラワーは水を入れずに飾ってください。

ドライフラワーは、環境にもよりますが、きれいな色で楽しめるのはおおむね数か月から1年ほどが目安です。色あせてきたら、新しい花に替えどきです。

手作りが難しい場合や、はじめから枯れない花を贈りたい場合は、ドライフラワーやプリザーブドフラワーで作られた商品もあります。

よくある質問

もらってから数日たった花束でも、ドライフラワーにできますか?

花がまだしっかりしていれば、乾かすことはできます。ただし、開ききった花や花びらが落ちかけている花は、乾く途中で散りやすくなります。元気な花を選んで吊るしてください。

ドライフラワーにカビが生えてしまいました。

湿気が多い場所で乾かしたか、束が大きすぎて内側が乾かなかったことが考えられます。カビが生えた花は、ほかの花に広がらないよう取り除いてください。

花束のラッピングは、ドライフラワーと一緒に残せますか?

ラッピングの紙やリボンは、広げて乾かしておけば、ドライフラワーを束ね直すときに使えます。思い出の花束らしい形で残せます。

ドライフラワーにしやすい花束を注文できますか?

ご注文時のリクエスト欄に「あとでドライフラワーにしたい」とお書きいただければ、乾きやすい花を取り入れてお作りします。花材のご希望は、入荷状況によってお応えできない場合があります。

まとめ

  • 花が元気なうちに小分けにして、風通しのよい日陰に逆さに吊るすのが基本
  • 形をきれいに残したい花は、シリカゲルで乾かす方法も
  • スターチスやかすみ草、ユーカリは乾きやすく、チューリップやガーベラは向かない
  • カビを防ぐには、葉を取り、束を小さく、湿気の少ない場所で

花束の楽しみ方は、生花として飾ることから始まります。毎日のお手入れは花束を長持ちさせる6つの手順を、日持ちの目安は花束は何日もつ?をご覧ください。思い出に残る花束は、花束からお選びいただけます。

あわせて読みたい

お気軽にご相談ください

花のことが分からなくても大丈夫です。ご予算・用途に合わせたオーダーメイドや、ちょっとしたご質問もお受けしています。