お正月の花はいつから飾る?|12月28日頃に飾り、1月7日頃に外すのが目安
約7分で読めます

お正月の花やしめ縄飾りは、12月28日頃に飾り、松の内が明ける1月7日頃に外すのが一般的な目安です。
29日は「二重苦」、31日は「一夜飾り」として避けるとされているため、年末の予定に合わせて、その前に飾り終えておくと安心です。
とはいえ、飾る日や外す日の考え方は、地域やご家庭によって少しずつ違います。関西など、松の内を1月15日までとする地域もあります。また、しめ縄飾りや門松のような正月飾りと、切り花のアレンジメントでは、気にしたいポイントも変わってきます。
この記事では、自由が丘の花屋 BLOOM&STRIPES のフラワーデザイナーが、日付ごとの考え方を表で整理し、クリスマスからの切り替え方、生花ならではの注意点、外したあとの片づけ方までご紹介します。今年のお正月飾りとお正月の花は、お正月特集でご覧いただけます。
お正月の花を飾る日・避ける日
年末の日付ごとに、一般的に言われている考え方をまとめました。昔からの言い伝えに由来するもので、決まりではありませんが、多くのご家庭で目安にされています。
| 日付 | 一般的な考え方 | 飾る日としての目安 |
|---|---|---|
| 12月13日 | 「正月事始め」。お正月の準備を始める日とされる | 大掃除や準備を始める日 |
| 12月26日〜27日 | クリスマスが終わり、飾りを替え始める時期 | 飾ってよい日 |
| 12月28日 | 「八」が末広がりに通じ、縁起がよいとされる | もっともよいとされる日 |
| 12月29日 | 「九」が「苦」に通じ、「二重苦」として避けられる | 避けるのが一般的 |
| 12月30日 | 問題ないとする考えが多い。旧暦の大晦日にあたるとして避ける地域もある | 飾ってもよいが、28日までが安心 |
| 12月31日 | 「一夜飾り」。年神様を一夜だけでお迎えするのは失礼とされる | 避けるのが一般的 |
年末は仕事納めや帰省の準備で慌ただしくなりがちです。28日に飾るのが難しい場合は、26日か27日に済ませておくと、あとで慌てずにすみます。
大掃除を済ませてから飾るのが本来の順番とされています。玄関や飾る棚をきれいに拭いてから花を置くと、気持ちよく新しい年を迎えられます。
飾り終わりは「松の内」が目安
お正月の飾りを外す日は、「松の内」が明ける日が目安とされています。松の内とは、年神様が家にいらっしゃるとされる期間のことです。
もともとは全国的に1月15日までだったものが、江戸時代に関東では7日までに短くなった、という説がよく知られています。そのため、今も地域によって7日と15日の二通りの考え方が残っていると言われています。
関東など多くの地域|1月7日頃まで
関東を中心に、松の内を1月7日までとする地域が多くあります。7日の朝に七草がゆをいただいたあと、飾りを外すご家庭が一般的です。
関西など一部の地域|1月15日頃まで
関西など一部の地域では、松の内を1月15日の小正月までとしています。地域の習わしがわからない場合は、ご家族や近所の方の飾り方に合わせると安心です。
鏡開きとの関係
鏡餅は、松の内が明けたあとの鏡開きの日に下げるのが一般的です。関東では1月11日、関西では1月15日や20日に行う地域が多いとされています。
| 地域の考え方 | 松の内(飾り終わり) | 鏡開き | どんど焼き |
|---|---|---|---|
| 関東など、7日までとする地域 | 1月7日頃 | 1月11日頃 | 1月15日前後 |
| 関西など、15日までとする地域 | 1月15日頃 | 1月15日または20日頃 | 1月15日前後 |
※地域や神社によって日程は異なります。どんど焼きの日程は、お近くの神社や自治体の案内をご確認ください。
クリスマスからお正月への切り替え方
クリスマスとお正月は一週間ほどしか離れていないため、飾りの入れ替えは手早く済ませたいところです。
- 12月25日の夜〜26日:クリスマスのリースやオーナメントを外します。
- 26日〜27日:玄関や棚をさっと掃除して、お正月の飾りの場所を整えます。
- 28日:しめ縄飾りを掛け、お正月の花を飾ります。

生花のアレンジメントならではの考え方
しめ縄飾りや門松と違い、生花は日ごとに表情が変わります。日付の言い伝えに加えて、花の状態も考えて飾る日を決めましょう。
- お届けは28日頃までに:年末に届くように手配すれば、元日にいちばんきれいな状態で迎えられます。
- 早すぎるお届けは避ける:12月の半ばに届けると、年明けには花が疲れてしまうことがあります。お正月の花は、年末が近づいてから飾るのがおすすめです。
- 松の内のあいだも手入れを:アレンジメントは器の中のスポンジに毎日水を足し、傷んだ花から順に抜いていきます。
- 松の内を過ぎても、きれいなら飾ってかまいません:生花はお正月飾りとは別に、季節の花として楽しんでいただけます。水引など正月らしい飾りだけを外せば、冬の花として飾り続けられます。
年末に家を空けることが多い方や、水替えの手間をかけられない方には、水やりのいらないプリザーブドフラワーも向いています。お正月が終わったあとも、季節を問わず飾っていただけます。
外したお正月飾りと花の片づけ方
お正月飾りは、年神様をお迎えするための神聖なものとされてきました。外したあとの扱い方には、いくつかの方法があります。
しめ縄飾り・門松|どんど焼きでお焚き上げ
多くの地域では、1月15日前後に神社などで行われる「どんど焼き(左義長)」で、正月飾りをお焚き上げする習わしがあります。
参加できない場合は、塩で清めてから紙に包み、ほかのごみとは分けて処分する方法もあるとされています。地域の決まりに合わせてください。
切り花のアレンジメント|まだきれいな花は飾り直す
松や千両、南天は長く持つことが多いので、傷んだ花を抜いたあと、枝ものだけを小さな花瓶に生け直すのもおすすめです。
最後に処分するときは、お住まいの自治体の分別に従ってください。器はそのまま花瓶や小物入れとして使っていただけます。吸水スポンジは乾かしてから、燃えるごみなど自治体の区分に従って出してください。
よくある質問
12月30日に飾るのは、だめですか?
30日は問題ないとする考えが多い一方で、旧暦では大晦日にあたるとして避ける方もいます。気になる場合は28日まで、難しければ30日でもかまいません。31日の一夜飾りだけは避けるのが一般的です。
喪中の場合、お正月の花を飾ってもよいですか?
喪中は、しめ縄飾りや門松などの正月飾りを控えるのが一般的です。一方で、季節の花を飾ることまで控える必要はないとされています。
紅白や金銀の華やかな飾りを避け、白やグリーン、淡い色の花でまとめると落ち着いた印象になります。
オフィスや店舗では、いつ飾っていつ外せばよいですか?
年内最後の営業日が28日より前になる場合は、仕事納めの日に飾って年を越すのが一般的です。外す日は、ご家庭と同じく松の内が明ける頃が目安ですが、年始のお客さまを迎える期間に合わせて、少し長めに飾る会社やお店もあります。
年明けの営業初日に合わせて生花を新しくすると、すがすがしい印象でお客さまをお迎えできます。
お正月の花は、松の内が過ぎたらすぐに処分しなければいけませんか?
水引など正月らしい飾りを外せば、花そのものは季節の花として飾り続けて問題ありません。花の状態を見ながら、楽しめるところまで飾ってください。
まとめ
- お正月の花は12月28日頃に飾り、29日と31日は避けるのが一般的
- 飾り終わりは松の内が明ける1月7日頃、地域によっては15日頃
- 生花のアレンジメントは年末が近づいてから飾り、お届けは28日頃までに
- 松の内を過ぎてもきれいなら、季節の花として楽しめます
BLOOM&STRIPES では、伝統とモダンを合わせたお正月飾りを一つずつお作りしています。お正月飾り・お正月の花の一覧から、新年を迎える花をお選びください。それぞれの花材の意味は、お正月に飾る花の意味でご紹介しています。
お正月
すべて見るあわせて読みたい

お正月に飾る花|松・千両・南天・葉牡丹の意味と、洋花と合わせる飾り方
お正月の花に使われる松・千両・南天・葉牡丹・梅などの意味を一覧でご紹介します。飾る場所ごとの選び方や、長持ちさせるコツもまとめました。

クリスマスに贈る花|赤・白・グリーンのどれを主役にするかと、定番の花の意味
クリスマスの花は、赤・白・グリーンの配分で印象が変わります。色の意味と定番の花材、贈る時期や予算の目安、飾り方のコツをまとめました。

いい夫婦の日(11月22日)に贈る花|夫へ・妻への色と、照れずに渡すコツ
11月22日のいい夫婦の日に、夫や妻へ花で「ありがとう」を。照れずに渡せる花の選び方や、バラの本数の意味、結婚記念日の名称をまとめました。





















